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帽子の辞書です。名称をアルファベット順に並べました。
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A

Alpine Hat(英) アルペン・ハット
高く上がとがったクラウンとブリムの後ろがあがっている形の帽子。アルプス山岳地方で被られている帽子。アルプス帽、チロリアン・ハットともいう。→Tyrolean Hat チロリアン・ハット

アルプス帽(日)あるぷすぼう 
→Alpine Hat(英) アルペン・ハット

Apollo Cap(米) アポロキャップ
アメリカ航空宇宙局NASAのアポロ計画で配られたキャップ。フロントに月桂樹の刺繍がデザインされているのが特徴だったことから、似たデザインのキャップのことをさすこともある。

A

麦稈真田(日)ばっかんさなだ
麦わら帽子の材料。麦の茎藁を平たくつぶし真田紐(さなだひも)のように編み、麦わら帽子の原型の帽体にする。むぎわらさなだ、ともいう。→麦わら帽子(日)むぎわらぼうし/帽体(日)ぼうたい

Baseball Cap(米) ベースボール・キャップ
代表的なキャップ。野球、ベースボールの選手が試合で被っていることに由来する。

Basque Beret(仏)  ベレー
ヘッドサイズより大きいトップクラウンが特徴の、ブリムのないシンプルな帽子。フランスでもていばんの形だが、とくにバスク地方の農民が被っていたところからよばれるようになった。

Béret(仏)  ベレー
ヘッドサイズより大きいトップクラウンが特徴の、クラウンのみの帽子の総称。

Bicorne, Bicorn(英) バイコーン ビコーン/Bicorne(仏)ビコルヌ
大きめのブリムの前後に反りあげていて、角が二ヶ所でているフェルト製の帽子。とがっている部分を左右にして被る場合が多い。18世紀末にトライコーンのとがっていた三角の一角がなくなり、両端が横に広がり二角になった。ナポレオンが好んで被ったことから、ナポレオン・ハットとも呼ばれる。コックド・ハットの一種。
2つ尖っているヶ所があるところから、二つを意味するbi(バイ)という言葉から由来する。二角帽ともいう。二角獣をバイコーンという。
→Cocked Hat(英)コックド・ハット/ナポレオン・ハット(英)ナポレオン帽/二角帽(日)にかくぼう/山形帽子(日) やまがたぼう/Tricorn(英)トライコーン

boater(英) ボーター
トップが平らな浅めのクラウンとまっすぐ平らなブリムの帽子。主にストロー・ブレードでつくられる。船遊びをする人や船の漕ぎ手を表す言葉から由来。 同じような意味からフランス語ではキャノチェ、イタリア語ではゴンドリエーレなどがある。→Canotier(仏) キャノチェ/gondoliere(伊) ゴンドリエーレ

Bonnet(仏) ボンネット,ボネ
クラウンが延長したような短めで深いブリムがついたものもさす。フランス語ではブリムのない帽子の総称。キャロットに比べてボリュームがあり、耳まで隠れるものも多い。中世では男性用だったが、18世紀以降には女性のものとして人気が高い。かぶりやすく人気があるデザインで、発祥は古代ギリシアやローマにまでさかのぼるほどの歴史がある。

帽体(日)ぼうたい
帽子の材料。おおまかに帽子の形になったもので、大きくわけるとキャプリーヌ型、クローシュ型がある。夏ものでは麦わら素材などをバイヤスに編んだ素材が多い。冬ものではフェルト素材などをさす。→Capline(仏) キャプリーヌ/Cloche(仏) クローシュ

Bonne Carre ボネ・カレ(仏)
ボンネットの一種。教授、博士、弁護士、聖職者、裁判官などが被る角帽。

Bowler(英) ボーラー
山高帽の一種。1850年イギリスの発明者(制帽業者?)ウィリアム・ボーラーが考案したことに由来。ダービー、コーク・ハットともいう。→Bowler ボーラー/Coke Hat コーク・ハット/山高帽子(日) やまたかぼうし

Braid(英) ブレード
英語で組みひものこと。バイヤスでリボン状に編んだ帽子の材料。

Breton(仏)  ブルトン
ブリムが全体にあがっている帽子の総称。フランスのブルターニュ地方の農民が被っていたことに由来し、フランス語のブルターニュ人、ブルターニュ語という意味で、正しくはシャポー・ブルトン Chapeau breton。女性に人気の多い形で、似た形にセーラーハットがある。

Bush Hat(米)  ブッシュ・ハット
近年の戦争で軍に見られるハット。迷彩柄やベージュで、目立たず実用的。


A

Cagoule(仏) カグール
頭からすっぽりと被り、顔だけをだす帽子。修道士のフード付きのコートをさしていたが、フードの部分のみが残った。


Calotte(仏) キャロット
ぴったりとしたブリムのないクラウンのみの帽子。元来は地位や職種をあらわす男性の被り物で、19世紀には室内の被り物として流行。現在でもカソリック司祭の帽子として使われている。
似たものに米語のスカルキャップがある。→skull(米)スカルキャップ


Canotier/Chapeau canotier(仏) キャノチェ/カノティエ/シャポーキャノチェ
トップが平らな浅めのクラウンとまっすぐ平らなブリムの帽子。フランス語で船遊びをする人や船の漕ぎ手を表す言葉から由来し、同じような意味から英語ではボーター、イタリア語ではゴンドリエーレなどがある。日本ではカンカン帽ともよばれる。→boater(英)ボーター/カンカン帽(日)かんかんぼう


Cap(英) キャップ
ブリムのないもの、またはバイザーのついた帽子の総称。
デザインや目的により様々な名称がある。


Capline(仏) キャプリーヌ
小さめのクラウンと幅の広い平らなブリムの帽子。
デザインや目的により様々な名称がある。

Casque(仏) カスク
クラウンが深く頭にぴったりしたバイザーのない帽子。フランス語で兜、ヘルメットの意味。

Casquette(仏) キャスケット
フランス語ではバイザーのある帽子のことだが日本ではクラウンが大きめの小さいバイザーがついているものの総称となっていることが多い。
バイザーが前後共についているものなどもある。


Chapeau/Chapeaux(仏) シャポー
フランス語で帽子の総称。
Chapeau breton シャポー・ブルトン→Breton(仏)ブルトン
Chapeau canotier シャポー・キャノチェ→Canotier(仏)キャノチェ
Chapeau de feutre シャポー・ドゥ・フートル→Felt Hat(英)フェルトハット
Chapeau de feutre シャポー・ドゥ・パイユ→麦わら帽子(日)むぎわらぼうし
Chapeau haut-de-forme/Chapeau de haute forme
シャポー・オードゥフォルム→Silk Hat(英)シルクハット
Chapeau melon シャポー・ムロン→Melon(仏)ムロン
Chapeau mou シャポー・ムー→Soft Hat(英)ソフトハット


Chapel(仏) シャペ
帽子の意味のフランス語Chapeauの古形。


Chaperon(仏) シャペロン
フランス語で中世の型まで垂れ布がある頭巾。または昔の婦人用の喪のベール。
「赤ずきんちゃん」はフランス語で「Le Petit Chaperon rouge」


Chapska(仏) シャプスカ
額、耳、うなじを覆う4枚のフラップがついた帽子。第二帝政下の槍騎兵が被った。ロシア語、ポーランド語に由来。


Chasseur(仏) シャスール
ブリムのサイドからバックにかけて上がっている帽子。シャスールはハンター、という意味のフランス語で狩りをするときにもちいられたところから由来する。同じ意味の英語、ハンティング・キャップ、ハンティングハット、はまた別の形の帽子をさす。→Hunting Cap(英) ハンチング・キャップ

Cloche(仏) クローシュ
深めのクラウンと小さく深いブリムからなっている釣鐘型の帽子の総称。クラウンとブリムが続いているデザインも多い。鐘やつり鐘、つり鐘型のものを意味するフランス語からきている語。

Cocked Hat(英)コックド・ハット
大きめのブリムをクラウンのほうに2.3ヶ所反りあげた帽子。主にフェルト製。主に17世紀末以降の男性が被ったバイコーン、トライコーンのことをさす。後に礼装や正装用として被られた。
コックドは、反り返った、上向きになった、の意味。
→Bicorne, Bicorn(英) バイコーン ビコーン/Tricorn(英)トライコーン


Coiffe(仏) コワフ
フランス語で修道女の角頭巾、ベール下頭巾、または帽子の裏。


Coke Hat(英) コーク・ハット
山高帽の一種。ボーラー、ダービー、ともいう。ボーラーの最初のスポンサーだったビル・コークの名前に由来する。→Bowler ボーラー/Derby ダービー/山高帽


Cowboy Hat(米) カウボーイ・ハット
やや高めのクラウンにサイドがあがったブリムの帽子。カウボーイが被っていることに由来する。


Crusader Hood(英) クルセーダーフード
顔の部分がでる帽子で、ぴったりとした金属の鎖でできたもの。十字軍が被っていた。


A

Derby(英) ダービー
山高帽の一種。フェルト製で黒、グレー、ブラウンなど濃色が多い、ブラックタイには用いないが、男性の昼間の礼装用、乗馬用帽子。アメリカでダービーとよばれるが、このデザインのオーダーをしたイギリスダービー伯爵の名前に由来する。コーク・ハットともいう。→山高帽/Coke Hat コーク・ハット

Driving Cap(英) ドライビングキャップ
バイザーのついたトップが前後に楕円で平らな帽子。ハンチングの一種。ツイードなどの生地でできていることが多い。
20世紀はじめにダービーハットのかわりに、風に飛ばされない自動車でのドライブ用の帽子として登場。


A             

Eaton Cap(英) イートン・キャップ
キャスケットの一種。イギリスの名門校イートンカレッジの学生が被っていた帽子。

English pastry Hat(英) イングリッシュ・ペストリー・ハット
→Pork Pie Hat ポーク・パイ・ハット


A

Fedora(英) フェドラ
ソフトハットの一種で、クラウンの前後にへこみがあり、柔らかい大きめのブリムの帽子。幅の広いリボンがついている場合が多い。
1882年にヴィクトリアン・サルドゥーがサラ・ベルナールのためにかいたメロドラマ「フェドラ」から由来。劇中の主人公「フェドラ」が被って人気が広まった。→Soft Hat ソフト・ハット

Felt Hat(英) フェルトハット
フェルト素材でできた帽子の総称。

A

Garbo Hat(米) ガルボハット
クローシュを斜めにかぶる被り方。映画「カサブランカ」で主演のグレタ・ガルボかぶっている帽子から由来する。
→Cloche(仏)クローシュ

             

gondoliere(伊) ゴンドリエーレ
→boater(英) ボーター


A

Hat(英) ハット
一般的な「帽子」、ブリムがある帽子の総称。基本的な形でクラウンの大きさや形、ブリムの幅や角度によって様々な帽子に変わる。


Haut-de-forme(仏) オードゥフォルム
フランス語でシルクハットのこと。→Silk Hat

  

helmet(英)ヘルメット***NEW!!***


Homburg(英) ホンブルグ
トップクラウンの前後にへこみがあり、小さめで丸く両サイドが反り返った帽子。シルクハットの次にフォーマルな男性用の帽子。ホンブルグは温泉療養地として有名なドイツの町の名前からきており、後にエドワード7世がかぶり人気となった。


Hunting Beret(英) ハンチング・ベレー
→Hunting Cap(英) ハンチング・キャップ

Hunting Cap(英) ハンチング・キャップ
小さめのまっすぐなバイザーと、低いクラウンの帽子。クラウンは一枚、または6枚や8枚の縦剥ぎが多く、もともとはスポーツ、現在ではカジュアルなスタイルに用いられることが多い。もともとは主に着用したが、今では男女共に愛用されている。ハンティング(狩猟)をするための防寒、暴風、暴雨のため、フラップ(耳覆い)がついたものなどもある。クラウンが大きくベレーのような形のものをハンチング・ベレー、狩猟の際に被られる防寒用の帽子をハンチング・ハットという。同じ意味の由来で、日本では鳥打ち帽という。フランスで同義語の帽子、シャスールは別の形の帽子をさす。→鳥打ち帽(日)とりうちぼう/Chasseur(仏) シャスール

Hunting Hat(英) ハンチング・ハット
→Hunting Cap(英) ハンチング・キャップ


A

Irish Fisherman's Hat(英) アイリッシュ・フィッシャーマンズ・ハット
小さいブリムとソフトハットのようなくぼみのあるトップクラウンで、ツイード生地でできたカジュアルな男性用の帽子。戸外での実用性が高く、折りたたんでポケットにいれることができるので、ふいに雨がふった時に被れる。映画「マイ・フェア・レディ」で教授役イギリスの俳優レックス・ハリソンが被ったことから、レックス・ハリソン・ハットともよばれる。→Rex Harrison Hat レックス・ハリソン・ハット

A

Jocky Cap(英) ジョッキーキャップ
ぴったりしたクラウンとバイザーのある帽子。競馬の騎手が被っている。


A

カンカン帽(日)かんかんぼう
キャノチェの一種。トップが平らな浅めのクラウンとまっすぐ平らなブリムの帽子。 麦わら素材でできていて、黒いリボン飾りがついているものが典型的。麦わら素材を硬く仕上げているので、カンカンと音がするという意味からこの名前がついたといわれている。→Canotier(仏) キャノチェ

Képi(仏) ケピ
トップが平らな円筒形のクラウンで長めのバイザーがついている。もとはドイツ語から由来。 フランスでは1837年から陸軍の制帽となり、知事や警察官、郵便配達員、税関の係員など制帽になっていることが多い。

Knit Cap(英) ニット・キャップ
頭にぴったりフィットするクラウンのみの帽子。おりかえした部分をブリムのようにして被ることもある。


A

Lenin Cap(英) レーニン・キャップ
トップクラウンがやや丸く大きめのハンチングの一種で、もともとソ連の青年労働者が作業用に被っていたもの。史上初めての社会主義革命であったロシア革命を成功させたロシアの政治家、ソビエト連邦の建国者レーニンがよく被っていた帽子。レーニン帽ともいう。→Hunting Cap(英) ハンチングキャップ

Leghorn(英) レグホーン
麦わら帽子の一種。イタリアのあかるく淡い黄色の麦わらの一種、麦稈真田(ばっかんさなだ、むぎわらさなだ)でできた帽子。→麦稈真田(日)ばっかんさなだ

Litham(英) リターム
スカーフ状のもので、対角線状に二つ折にし顔全体から首までを多い目をだスタイルの、主にアラブ女性に用いられる被り物。宗教的な意味合いもあるが、砂、ほこり除け、日差し除けとしても使用されている。もともとはサハラ砂漠のトゥアレッグ族が被った。


A

マリン帽(日) まりんぼう
海で船員がかぶるキャップ。柔らかく深めのクラウンと小さめのバイザーのキャップ。ヨッティング・キャップ ともいう。→Yachting Cap(英) ヨッティング・キャップ

            

Melon/Chapeau melon(仏) ムロン/シャポームロン
丸いクラウンとサイドがあがった短めのブリムの紳士用帽子。フランス語でメロンを意味するが、帽子の山高帽のことでもある。トップが丸いメロンのような形からきていると思われる。→山高帽

Mortarboard ,Mortarboard Cap(英) モーターボード,モーターボード・キャップ***NEW!!***
角帽(trencher):式典のときかぶる.→マリン帽(日)まりんぼう

麦稈真田(日)むぎわらさなだ
→麦稈真田(日)ばっかんさなだ

麦わら{藁}帽子(日)むぎわら帽子
麦素材でできた帽子の総称。麦の茎藁を編んで帽体にしたもので、麦の種類、太さ、光沢などいろいろな種類がある。天然素材なので、通気性、吸収性に優れ、また染色にもむいている。水分には弱く、とくに天然色や色の薄いものは日焼けなど色の変化もしやすい。主に夏の日除けの帽子に使用され、日本では1872年に麦わら細工を得意としていた東京、大森でつくられたのが始め。1880年代には男性の帽子、カンカン帽などととして盛んに被られるようになった。→Straw Hat(英)ストロー・ハット/カンカン帽(日)かんかんぼう


A

中折れ帽(日)なかおれぼう
ソフトハットの一種。クラウンのトップの前から後ろにへこみがある(中で折れている)ことから由来する。→Soft Hat(英)ソフト・ハット

ナポレオン・ハット(英)ナポレオン帽
フランス総裁政府時代にかぶられたラシャ製(厚手の紡毛織物の一種)のボンネット。ヘルメット型のクラウンに前後が反りあがったブリムがついている。ヘルメット・ボンネットともよばれる。ナポレオン一世(1769〜1821)が好んで被っていたことに由来。バイコーンの一種。
→Bicorne, Bicorn(英) バイコーン, ビコーン/Bonnet(仏) ボンネット,ボネ/helmet(英)ヘルメット

二角帽(日) にかくぼう
大きめのブリムの前後に反りあげていて、角が二箇所でているフェルト製の帽子。バイコーンのこと。
→Bicorne, Bicorn(英) バイコーン, ビコーン



A

Opera Hat(英) オペラハット
トップが平らで高いクラウンとサイドが少し上がったブリムの帽子。シルクハットの一種。普通、黒のグログランでできている。オペラや劇の観賞の際に被る男性用の帽子で、ばね仕掛けのクラウンになっており、鑑賞時には折りたたみ邪魔にならないようにしまうことができる。


A

Panama, Panama Hat (英) パナマ/パナマハット
平らなブリムと四角いクラウンでパナマ産の天然草をつかっている春夏用の男性帽子。天然のパナマの生産地はエクアドルだが、アメリカで水兵やゴールドラッシュの時代にカルフォルニアに金を探しにでかけ、最初に買ったのがパナマだったことに由来する。20世紀前にパナマから帰還した水兵によってアメリカにもたらされた。              

Pork pie Hat(英) ポーク・パイ・ハット
後ろがあがったブリムとトップが丸くへこんだクラウンで、スポーツや競馬観戦によく用いられるカジュアルな男性用帽子。トップの丸いへこみがポークパイに似ていることに由来。同様の意味でイングリッシュ・ペストリー・ハットともいう。1930年代半ばに大学生用の帽子として売り出され、後にフレッド・アステアやケーリー・グラントがかぶることで有名になった。→English pastry Hat イングリッシュ・ペストリー・ハット              


A

Quaker Bonnet(英) クエーカー・キャップ
つばのあまり広くないシンプルなボンネット。ドレスと友布でつくられることが多く、ひだ飾りのついた白いモスリン製のキャップの上に被る。17世紀半ばのイギリスに始まり、後にアメリカのフィラデルフィアを中心に普及したクエーカー教徒の女性が被るボンネット。

Quaker Hat(英) クエーカー・ハット
大きめの両サイドが上にあがったブリムと、低めのクラウンのハット。クエーカー教徒の男性が被る帽子。


A

Raffia(英) ラフィア
麦わら帽子の素材。ざっくりとしたカジュアルな素材で、編み方によって雰囲気が変わり、染まりやすいのでカラーバリエーションやプリントしたものもある。帽子以外にバッグ、靴、ラッピングリボンなどにも使用される。もとはマダガスカル産のラフィアヤシ(棕櫚の一種)の繊維からつくられ、現在は台湾産などが多い。→麦わら帽子(日)むぎわらぼうし

Rain Hat(英) レインハット
雨の日用の帽子。シンプルなハット型でぬれないようなコーティング素材、ビニール素材をつかったものが多い。

Releve(仏) ルルベ
ブリムが前やサイドなどの一部があがっている形の帽子。 フランス語で持ち上げる、高くする等の意味からきている。

Resort Hat(英) リゾート・ハット
リゾート(避暑・避寒・行楽などのための保養地)に戸外で被られることが覆いことに由来するので、とくにこういう形という帽子ではない。夏ならば日差し除けのためにキャプリーヌ、冬なら防寒のためのスキーやスケート用の帽子をさす。→Capline(仏) キャプリーヌ

Rex Harrison Hat(英) レックス・ハリソン・ハット
→Irish Fisherman's Hat(英) アイリッシュ・フィッシャーマンズ・ハット

Riding Cap(英) ライディング・キャップ
乗馬用のキャップ型の帽子で、ベルベットやバックスキンでつくられていることが多い。堅く丸いクラウンと小さなバイザーが特徴で、チンバンド(あご紐)がついている。

Robin Hood Hat(英) ロビン・フッド・ハット
サイドとバックが反りあがった小さめのブリムと、後方がとがっているトップクラウン、大きな羽がついている帽子。 中世イングランドの伝説上の義賊、ロビン・フッドより由来。13、14世紀のいくつかの文献、資料に登場するが、実在性に関しては確実な資料は存在せず、何人かの実在の人物の伝承が複合して形成された可能性が高いので、いつからこの帽子さすことになったのかはわからない。

Roller(英) ローラー
小さめのブリム全体が急に上に反りあがったブリムの帽子。クラウンも小さいものが多い。ブリムが巻き上がっているのでローラー、巻きつける、という意味から由来。ロール・ハット、ロール帽ともいう。

Roll Hat(英) ロール・ハット
→Roller(英) ローラー

ロール帽(日)
→Roller(英) ローラー


A  

Salor's Cap (英)セーラー・キャップ
鋭角に反りあがったブリムとぴったりしたクラウン。リボンが巻かれていたり、リボンを後ろにたらしたりすることも多い。セーラー、水兵が被ることに由来する。

三角帽(日)さんかくぼう
大きめのブリムを3箇所クラウンを包むように反りあげている。3つのとがっている角ができている形から由来。トライコーンのこと。             
→Tricorn, Tricorn Hat(英)トライコーン,トライコーン・ハット

Shako(英) シャコ 四角いクラウン高めの円錐形のクラウンと短いバイザーで、特徴はクラウンの前面に大きな房飾りがついていること。18世紀〜19世紀半ば頃にケピが普及するまで、陸軍用の帽子として被られた。

Silk Hat(英) シルク・ハット
トップが平らな高いクラウンとサイドが上がった小さめで平らなブリムの紳士用の帽子。男性の正装用で、燕尾服としろタイに合わせて着用する。1775年に中国広東省の帽子職人がフランス人のために絹でつくったものがはじめていわれ、素材がシルクでできていることに由来。本来は堅い正絹のフラシ天(ビロードの一種)でつくられたもので色は黒。現在は素材の調達が難しいため、シルクでできているものをさす。フランス語ではオードゥフォルム。 
             

Skull Cap(米) スカルキャップ
頭にぴったりとしたクラウンのみの帽子。頭蓋骨という意味からもわかるようにタイトな帽子だと伺える。 似たものはフランス語でキャロット。→Calotte(仏) キャロット

Soft Hat(英) ソフト・ハット/
クラウンのトップにへこみがあるか平らで、やや小さめなまっすぐで部分的にあがっている場合もあるブリム。フェルトでできているものが多く、シルクハットに比べて素材が柔らかいこと(ソフトなこと)に由来する。中世の欧米の男性は、シルクハットは上流階級が被るものに対して、ソフトハットは中産階級が被るものの象徴でもあった。→Silk Hat シルク・ハット             

Sombrero(西) ソンブレロ
大きなブリムの派手な南米の帽子。スペイン語では一般的な帽子の総称。

宗十郎頭巾(日)そうじゅうろうずきん
布を二つ折りにしてつくった長い筒型の頭巾のすそに、左右から後ろに二つの長い「しころ」(ひさしの両側から垂れて両頬を後頭部から覆うもの)をつけたもの。寒いときには「しころ」を額に巻きつけ、あごの下で結んだりもする。角頭巾の一種。主に黒縮緬(ちりめん)で袷(あわせ)につくられた。

歌舞伎役者の沢村宗十郎が用いたことに由来する。寛延年間(1748〜50)頃から、京、大阪の武士や上流の町人に用いられた。
→角頭巾(日)すみずきん/山岡頭巾(英) やまおかずきん

Straw Boater(英) ストロー・ボーター
麦わらでできたボーター、主にでストロー・ブレードでつくられる。アメリカで伝統的には毎年新しいものを買うのが風習で、レイバーディ(Labor Day 労働祝日 9月の第一日曜日)まで被って捨ててしまう。→Straw Braid(英) ストロー・ブレード/boater(英) ボーター

Straw Cap(英) ストロー・キャップ>
麦わらでできたキャップ。→Cap(英)キャップ

Straw Braid(英) ストロー・ブレード
麦わら素材をバイヤスでリボン状に編んだ帽子の材料。0.6〜2.0mm幅くらいが主流だが、0.5mm〜7.0mmくらいまでの種類がある。天然素材なので、通気性、吸収性に優れ、また染色にもむいている。水分には弱く、とくに天然色や色の薄いものは日焼けなど色の変化もしやすい。主に中国、中・南部産のチャイナ・ストロー・ブレード(支那麦紐)のことをさす。

Straw Hat(英) ストロー・ハット
麦わら帽子。ストローは英語で麦わらの意味。→麦わら(日)むぎわら帽子

角頭巾(日)すみずきん
布を二つ折りにして長方系形の袋状にした頭巾。表は黒縮緬(ちりめん)、裏は紅絹(もみ)を使用し、絹をつかっていることからきぬ頭巾ともよばれた。被ったときに、両耳の上で折った端の角の部分がでている形になることから、由来するといわれる。

江戸時代はじめから老人や僧などに用いられたもので、宝永・正徳(1704〜15)年頃に流行した。また天保・貞享(1681〜87)年から、頭部を覆う「しころ」(ひさしの両側から垂れて両頬を後頭部から覆うもの)のついたものも登場し、木綿を浅葱(あさぎ)色や茶褐色に染めたものが、老婆や尼に用いられた。
→宗十郎頭巾(日)そうじゅうろうずきん


A             

Tam-o'-shanter(仏) タモシャンター
ブリムのないたっぷりとしたクラウンでベレーがかなり大きくなったようなの帽子。ベレーの一種。→Béret ベレー

Ten-gallon Hat(英) テンガロン・ハット
高いクラウンとブリムの後ろやサイドがあがっている形の帽子。カウボーイ・ハット、ウェスタンハットと似ている。クラウン部分に10ガロン(約4.5リットル)の水が入るという意味からの由来。飾り紐が10本あるくらい高いクラウンという意味で、飾り紐が10本(ten-galloon)から由来するという説もあり。

Top Hat(英) トップ・ハット
シルクハットの一種。→Silk Hat シルク・ハット

             

Toque(仏) トーク
クラウンのみの帽子。トップが四角く深いものから、小さく頭にのせるタイプのものまである。フォーマルなシーンに登場することが多く、毛皮でできたものやベールのついたものなども多い。フランス語で「コック帽」は「Toque de Cuisier」。


Tricorn, Tricorn Hat(英)トライコーン,トライコーン・ハット/Tricorn(仏)トリコルヌ
大きめのブリムを3ヶ所クラウンを包むように反りあげている。主にフェルト製で、ブリムの端にひらひらした飾りをつけることもあった。コックド・ハットの一種。ルイ14世(1643〜1793)時代のフランスで被られるようになってからヨーロッパ中に広まり、17世紀末から18世紀末まで男性に用いられた。女性が乗馬の際に被ることもあった。18世紀末には2角がとがったバイコーンも登場した。19世紀からはコックド・ハットともよばれるようになり、現在日本では宮内庁の儀装馬車の御者が被っている。             
3つ尖っているヶ所があるところから、三つを意味するtri(トライ)という言葉から由来する。三角帽ともいう。三角形はトライアングルという。
→三角帽(日)さんかくぼう/Bicorne, Bicorn(英) バイコーン ビコーン/Cocked Hat(英)コックド・ハット

Trilby(英) トリルビー
ソフト・ハットの一種。1894年のジョルジュ・デュモリエの小説のヒロインが被っていたことで流行。→Soft Hat ソフト・ハット

鳥打ち帽(日)とりうちぼう 
→Hunting Cap(英) ハンチング・キャップ

Turban(仏) ターバン/チュルバン
長い布を巻きつけたブリムなどのないもの。回教徒の男性が被っていたところから始まり、様々な形、色、巻き方などによって身分、宗派、部族を表す。ナポレオンの時代からは女性もファッションとして被るようになったため、クラウンに布を巻きつけたり、飾りをつけたりしたデザインのものなどが現れた。

Tyrolean Hat(英) チロリアン・ハット
高く上がとがったクラウンとブリムの後ろがあがっている形の帽子。カラフルなベルト飾りやサイドに羽飾りがついていることが多く、カジュアルなアウトドア向きの帽子。もともとオーストリアのチロル地方の民族衣装で被られている帽子で、本物はチロル地方でつくられているものだけをいう。アルペンハットともいう。はじめは1930年代に流行、1950年代にはアイビーリーグの流行と共にリバイバルした。→Alpine Hat(英) アルペン・ハット               

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綿帽子(日)わたぼうし 
真綿を平らに伸ばし、頭から頬を包むような形をした防寒用の帽子。真綿、または木綿わたが使われ、女性用として被られた。形は主に4種類で丸綿、船綿、古今綿、促綿(うなぎわた)。それぞれ流行った時代が違うが丸綿はもっとも古風なもので、角隠しが普及する明治・大正時代まで婚礼用として用いられた。

Watch Cap(米) ワッチキャップ
ぴったりした円筒形のクラウンでブリム部はクラウンの続きのようになっており、おりかえしてかぶる毛糸素材のものが多い。 主に紺色でニット製のアメリカ海軍の水兵がかぶる帽子。Watchは見張りという意味もあり、もともとは猟師が見張りのときに被る帽子だった。→ Knit Cap ニット・キャップ


Western Hat(米) ウェスタン・ハット
長く高めクラウンと両サイドがあがったブリム帽子。テンガロン・ハット、ウェスタンハットと似ている。 西部劇にもでてくるように、アメリカの開拓時代に西部の人が被っていたところからきている。


A

Yachting Cap(英) ヨッティング・キャップ
ヨットに乗るときに船員がかぶるキャップ。柔らかく深めのクラウンと小さめのバイザーのキャップ。まりん帽ともいう。→マリン帽(日)まりんぼう

野伝帽子(日) やでんぼうし
隅におもりをつけた女性用のかぶりものの一種。元禄時代(1688〜1703)頃に流行った女性用の帽子。女形の賀茂川野汐(のしお)が兄の伝兵衛と共同で考案し、野伝とは野汐と伝兵衛の頭文字とってつくられたものと言われている。

山岡頭巾(英) やまおかずきん
防空頭巾の原型となったものといわれている。片袖方の帽子の一種で、長方形の布を二つ折りにし、後頭部を縫い合わせて肩にかかる部分にあきをつくってあるもの、あるいは三角形のまちをいれたものがある。これには黒や納豆茶の八丈絹であわせ仕立てにしたものと、黒ビロードの単(ひとえ)仕立てにしたものがある。

京、大阪の武士に宗十郎頭巾が用いられたのに対し、 江戸の武士にはこの山岡頭巾が用いられたという。天保年間(1830〜43)からは京、大阪でも山岡頭巾を用いるようになり、庶民は表を紺木綿、裏は茶の木綿でつくったものを、旅行や火事場用として使った。共布の紐をあごしたで結ぶようになっていたが、安政年間(1854〜59)にはこはぜ(元禄時代から使われた留め具の一種)がけとなった。第二次世界大戦には、紐をつけて防空頭巾として用いられたといわれる。
→宗十郎頭巾(日)そうじゅうろうずきん

山形帽子(日) やまがたぼう
バイコーンの別称。二角帽ともいう。大きめのブリムの前後に反りあげているので、正面から見ると山のような形に見えることから。バイコーンのこと。 →Bicorne, Bicorn(英) バイコーン,ビコーン

山高帽子(日) やまたかぼうし/山高帽(日) やまたかぼう
丸いクラウンと小さめのまっすぐか、サイドが上がったブリムの帽子。硬いフェルト製で男性の礼装用の帽子の一種。ポーラーともいう。

日本では1853年(嘉永6年)頃に紋付、袴姿の武士に用いられたのがはじまりで、1872年(明治5年) 頃から流行した。明治20年代にはフロック・コートに山高帽子、チョッキの旨には金の鎖、細身のステッキを持つ、というスタイルが明治の紳士の定番のスタイルとなり、次第に地方に広がり、23.24年頃にピークを迎えた。

大正時代までは和服の正装用としても被られ、昭和13年頃まで、男性の礼装用であるフロック・コートやモーニングコートと共に用いられた。→Bowler(英) ボーラー

野郎帽子(日)やろうぼうし
置手拭い(手拭いの被り方の一種で手拭いを帽子のように頭にのせる)と綿帽子を合わせて考案されたもの。江戸初期よりつくられた帽子の一種。由井正雪の乱(1651)、若衆歌舞伎禁止などをうけて、前髪を禁じられて剃った野郎頭の歌舞伎役者を救う意味から用いられた。 →綿帽子(日)わたぼうし

            

ユッカル(朝) ゆっかる
クラウンのトップが上にとがった三角の帽子。バイザーはないが、クラウンに沿っておりかえしがある。古代中国の弁(べん)に似ていて、朝鮮の貴族や僧侶が被る。朝鮮語で「ユッ」は尖ったもの、突き出したもの、という意味で、「カル」は被るものを意味することから、由来するといわれる。

Yachting Cap(英) ヨッティング・キャップ<
ヨットに乗るときに船員がかぶるキャップ。柔らかく深めのクラウンと小さめのバイザーのキャップ。まりん帽ともいう。→マリン帽(日)まりんぼう


A

帽子はもともと欧米からのものなので英語を中心に表記し、読み方に関しては現在日本で多く呼ばれていると思われる呼び方で記載しました。
フランス語の名称も多く引用していますが、アクセントなどのフランス語独自の表記はネットの性質上、記載できていません。
英語の中でとくにアメリカの由来、と思われるもののみ(米)と表記しました。
帽子の各部の名称についてはInstructionsをご覧下さい。

Bibliography(参考文献)
「アラン・フッサーの正統服装論」 婦人画報社
「欧米理容美容の歴史」 財団法人 日本理容美容教育センター
「かぶり物 昔と今 RESUME de CHAPEAIX」 東京・エディトリアル・プロダクション
「スクリーン・モードと女優たち」 文化出版局
「西洋化粧文化史」 源流社
「服飾辞典」 文化出版局                
「帽子講座」  サロン・ド・シャポー学院                
「帽子の本 The Romance Of Hats」 PARCO出版                
「帽子スタイル」 Xワールドフォトプレス
「モードの歴史 古代オリエントから現代まで」 文化出版局                
ロベール仏和辞典 小学館                
「FIVE CENTURIES OF AMERICAN COSTUME」
A CHARLES SCRIBNER'S SONS BOOK MACMILLAN PUBLISHING COMPANY
「Hats a stylish history and collector's guide」 Clarkson Potter/Publishers
「HATS HUTE・CHAPEAUX・CAPPELLI・SOMBREROS・OEDEN」
A PEPIN PRESS DESIGN BOOK
「HATS STATUS, STYLE AND GLAMOUR」 THAMES AND HUDSON
「Hats The Costume Accessories Series」 A BATSFORD BOOK
「Hats with values」 A Schiffer BOOK
「LES CHAPEAUX Une histoire de tete」 SYROS Alternatives
「L'HISTOIRE DU CHAPEAU」 Jacques Damase Editeur
「LE SIECLE EN CHAPEAUX」 Editions du May
「Panama a legendary hat」 Editions Assouline
「THE HATS Trends and Traditiond」 STUDIO EDITIONS LTD
「THE HAT BOOK CREATING HATS FOR EVERY OCCASION」
Charles Letts and CO.Ltd                
「The Romance Of Hats」 HEARST BOOKS                
PETIT DICTIONAIRE FRANCAIS-JAPONAIS ROYAL 旺文社  
「Voyages autour d'un Chapeau」 Editions Ramsay/de Cortanze
「Women's Hats」 CHRONICLE BOOK                

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